ADASISコンソーシアムでは、利用可能な膨大な地図情報から関連データのみを車両に提供するためのコンセプトを開発しています。バージョン3(ADASISv3)では、自動運転向けの特別な要件に合わせて仕様が策定されています。そのため、極めて高精度の車両位置と詳細な走路プロファイルをエレクトロニックホライズンとして車両にブロードバンドEthernet経由で送信することができます。道路データプロバイダのマップ管理が改良されたことにより、マップセクションの個別提供が可能になりました。また、古いデータの自動削除など、データ管理の最適化もサポートされています。
マップベースの運転支援システムの開発を頻繁に繰り返し行い、実車でその効果を確認するユーザを支援するために、dSPACEは、PCベースのシミュレーションプラットフォームであるVEOSとラピッドコントロールプロトタイピングシステム向けのADASIS v3 Horizon Reconstructor(HR)Blocksetを提供しています。このブロックセットは、ADASIS v3プロトコルを介して送信されるエレクトロニックホライズンのデータに、Simulinkモデル内からアクセスできるようにします。マウスを数回クリックするだけで、道路予測データを選択して、モデル内にある実際の運転支援機能に接続し、開発システムでアプリケーションを実装できます。
最新の技術開発動向をつかんで、イノベーションを加速。
メールマガジンの購読希望・変更/配信停止手続き