ASM Trailerは、自動車、ピックアップトラック、およびトラクタトレーラのシミュレーションに使用します。
ASM Trailerは、ASM Vehicle Dynamics Simulation Packageの拡張モデルです。このモデルは、1つのトレーラボディと任意の数の車軸、およびオプションのドリートレーラで構成されるマルチボディシステムに基づいています。このモデルには、サスペンション、タイヤ、ブレーキ、およびエアロダイナミクスも含まれています。牽引車両へは、機械式固定装置を含むヒッチを通して接続されます。トレーラとすべての車軸の有効化または無効化の際にその都度モデルのビルドをする必要はありません。
ASM内のSimulinkブロックはすべてユーザに対して表示されるので、ASMにモデルコンポーネントを追加することや、ASM内の既存のモデル要素をカスタムモデルで置き換えることが容易です。これにより、特性を個々のプロジェクトに正確に合わせることができます。また、ASMのインターフェースは標準化されているため、ビークルダイナミクスモデルを簡単に拡張できます。これにより、モデルを特定の要件に合わせるだけでなく、仮想車両を作成することもできます。プレビュー機能とわかりやすいビジュアル表示機能を備えたGUIツールを使用して、道路特性と運転操作を直感的に作成できます。すべてのパラメータは実行中に変更することができます。
ASM Trailerは、HIL(Hardware-in-the-Loop)環境で実際のコントローラと連携して使用することができます(HILまたはオンラインモード)。また、dSPACE VEOSと共にソフトウェアコントローラアルゴリズムと組み合わせて車両のシミュレーションに使用することもできます(PCまたはオフラインモード)。このモデルには、ASM Developer、ASM Operator、およびASM Runtimeという異なる3 のラインセンスタイプがあり、オンラインおよびオフラインシミュレーションに対応したライセンスタイプは、3つの異なるバージョンおよびライセンスタイプがあります。これらは、MathWorksのReal-Time Workshop®およびdSPACEのRTIを使用したコード生成をサポートしているか、またはあらかじめコンパイルされたコードが付属したランタイムモデルとして提供されます。
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